...平気でたべる人の気が知れない...
太宰治 「皮膚と心」
...あんな家に住んでいる姉ちゃん達の気が知れないとか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...玉突きをしろと言いました? あの人たちの気が知れないわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...私はあんな人気が知れない」そういって割箸の新しいのなどには欠かさなかったお前の効々(かいがい)しい勝手の間の働き振りなどを...
近松秋江 「うつり香」
...本当に気が知れないぜ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...実業家や政治家は之を見て何だって怒り出したのか気が知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...やはりそのままで置く竜之助の気が知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの人物を山の中に送り込む当局者の気が知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを無言(だま)っている筑前守の気が知れないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが、外なる仏頂寺の声はいとど平然たるもので、「馬鹿ではないよ、そこは仏頂寺も心得ているよ」「いやに気を廻す、仏頂寺君らしくもない言いぶりだ、かまわないから、戸を押して入ってくれ給え」「いけないよ、ここで話そうよ、我輩(わがはい)は外に立っている、君はなかに居給え」「どうも、気が知れない、この夜寒に外に立ちつくす君の気が知れない、といって、僕ばかりなかにあたたまっていて、君を外に置いて話もできないではないか、なかへ入ってくれ給え、実は都合あって、一時、君の目を避けていたのだが、こうなってみると、聞きたいことが山ほどある、入ってくれ給え」「いやだよ――こっちはかまわないから、君だけはそこにいて、いま言ったな、何かこの仏頂寺に聞きたいことがあると言ったが、ずいぶん知っていることは聞かせてやろう、遠慮なくたずね給え、こっちにも君には大いに話して置きたいことがあったのだ、峠で逢えずにしまったのを残念に心得ている」百二十宇津木兵馬は、仏頂寺弥助の柄にない遠慮ぶりが不審でたまりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな者を毎晩飽(あ)きずに唸(うな)る爺さんの気が知れない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...思想家らしく取扱はうとする当局者の気が知れない...
平出修 「逆徒」
...又はその身(み)躬(みず)から脱走して世の中を騒がした人達の気が知れない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...普通の足をもつてる奴の気が知れない...
北條民雄 「癩院記録」
...お前の気が知れないよ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...こんな深い趣を味わおうとしない人の気が知れないね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...飛んだお世話やきをして嬉しがってる気が知れないよ」「女の分際で余計な差し出口を叩くまい...
吉川英治 「剣難女難」
...「気が知れないなあ」初めからこの若い夫婦者の境遇に...
吉川英治 「私本太平記」
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