...かくせば比類なき好文字(かうもんじ)を得べし...
芥川龍之介 「骨董羹」
...比類なき観察者の感想が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その改革の猛勢はとどまらんと欲してとどまるを知らざるの一点に至りては千古の奇観ほとんどわが東洋の歴史に比類なきを見るなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その比類なき魅力は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...建築家イクティノスとカリクラテスと彫刻家プイディアスの比類なき技術の三部合奏ともいうべきパルテノン...
野上豊一郎 「パルテノン」
...他に比類なき一商業とは...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...)さて、この比類なき、栄ある帝国の現行法によれば、一旦戸籍簿に登録された農奴は、たとえこの世を去っても、次ぎの人口調査が行われるまでは矢張り生存者なみに取扱われるが、これは官庁に、無益なつまらない調査事項をあまり過大に負担せしめないためと、事務の煩雑を避けんがために他ならない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ますます比類なきものとした...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...実に彼れの『人口論』の第一版は社会思想史上において完全に比類なきほどの反響を惹き起した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かつ悦んで比類なき道徳律を実践しなければならぬ2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...落首の中に「比類なき名をば雲井に揚げおきつやごゑを掛けて追腹(おひばら)を切る」と云うのがあった...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...天下に比類なき所ならずや...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...これこそは真に日本のみが果し得た比類なき民画だからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...比類なき戦績をあげた...
吉川英治 「三国志」
...比類なき英君なりとあがめておる...
吉川英治 「私本太平記」
...太郎信勝は、よほど美しかったとみえ、武田一門の死を誌(しる)すに少しの同情もない「信長公記」の筆者すら、御年十六歳、さすが歴々の事なれば、容顔(かんばせ)麗(うる)はしく、肌(はだへ)は白雪(はくせつ)に似たり、潔(きよ)さ、余人に優れ、家の名を惜み、父の最期まで心に懸け、比類なきの働き、感ぜぬはなかりけりと、極力、そのきれいな死(し)に際(ぎわ)をほめ称(たた)えている...
吉川英治 「新書太閤記」
...比類なき美しい古びかたが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...著者が故人を語るに当たって示した比類なき友情の表現もまた同様に脱我の立場によって可能にせられている...
和辻哲郎 「『青丘雑記』を読む」
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