...――銀座の花村貴金属店の飾窓(ショー・ウィンドー)をガチャーンと毀(こわ)す覆面の怪漢が浮ぶ...
海野十三 「疑問の金塊」
...大人が屈んでくぐれる位に毀れていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...若い夫人は毀(こは)れた玩具人形(おもちやにんぎやう)のやうに胸をぺこ/\させて泣き出した...
薄田泣菫 「茶話」
...道は大變毀(こは)れてゐて石がごろ/\してゐた...
高濱虚子 「横山」
...感覚に対して私の有したすべての信頼を毀していった...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...門もいつの代にか取り毀(こぼ)たれた...
夏目漱石 「虞美人草」
...佐倉炭(さくらずみ)の白き残骸(なきがら)の完(まった)きを毀(こぼ)ちて...
夏目漱石 「虞美人草」
...ポーンと毀してしまう...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...天窓をコジ開けて入っているんだ」「ヘエ――」「板庇が毀(こわ)れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毀レ家貧士二十金」というのがある...
服部之総 「志士と経済」
...そのものの大半は殆ど毀損してゐた...
堀辰雄 「日時計の天使」
...こんなに滅茶滅茶に毀れたじゃないか」上衣の隠しから彼は時計を出して...
牧逸馬 「夜汽車」
...瀬戸物の毀れを接ぎ合せることも出来た...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...毀(こぼ)たれるとも更に同じものがそれに代る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...毀れかかった旧屋は二束三文だろうし...
柳田国男 「故郷七十年」
...泰三さまがお毀しになったということであった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...焦げ毀(こわ)れた家財などの散乱するあいだを...
山本周五郎 「柳橋物語」
...世の毀誉褒貶(きよほうへん)を信じて予を諫め...
吉川英治 「三国志」
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