...毀誉褒貶(きよほうへん)は仕方がない...
泉鏡花 「海城発電」
...道の両側に毀(こわ)れかかった高い石垣が聳(そび)え...
江戸川乱歩 「悪霊」
...今にも毀(こわ)れそうな馬車だ...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...腹を立てると毀(わ)れるといふ事を知つてゐるから...
薄田泣菫 「茶話」
...今まで枝葉を押し拡(ひろ)げていた仏様側のいろいろなものは悉くこの際打(ぶ)ち毀(こわ)されて行きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日本中の銅像などは皆毀(こわ)れて了えばいいというような否定的な考え方になって...
高村光太郎 「回想録」
...自分で毀したものもあるが...
高村光太郎 「回想録」
...英雄の人物を論ずといふか英雄は毀誉褒貶の集まる所尊崇と罵詈と交々至る...
津田左右吉 「史論の流行」
...ふつう木曜日に破毀院は開廷され...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...さればこの中(うち)の一を改むれば忽(たちまち)全体を毀損(きそん)するに終る...
永井荷風 「江戸芸術論」
...無暗に腹が立つて座敷の物でも手当り次第毀(こは)してみたいやうな気になる...
永井壮吉 「人妻」
...空(むな)しく毀(こぼ)たれたる性格の...
中里介山 「大菩薩峠」
...私がその半ば毀れた母の腰かけを認めた瞬間であった...
堀辰雄 「菜穂子」
...観る者眉(まゆ)を顰(ひそ)めて「かかることは曹長にても事足りなん箱を毀(こぼ)つに少佐殿の手を労するはいと恐れ多し」とてこの頃より誰が言ひ初めけん少佐殿の事を曹長閣下とぞ呼びける...
正岡子規 「従軍紀事」
...多くの建物は毀(こぼ)たれ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これほどのよろこびをうち毀(こわ)すことはできない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おとうさまが大事にしていらしった壺を毀(こわ)した...
山本周五郎 「やぶからし」
...世事の毀誉褒貶(きよほうへん)などは一こう気にもとめないふうだった...
吉川英治 「私本太平記」
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