...――凡てそれ/″\の記憶を殘すのみで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...詞少ないだけ餘韻無量の感が殘る...
伊藤左千夫 「古代之少女」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...男は怒りと殘忍な薄ら笑ひとを浮べて...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...私たゞ一人が現世に殘つてそれを聞いてゐる...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...何も殘つてゐなくたつていい...
太宰治 「お伽草紙」
...其滑稽な樣子は今でもはつきり記憶に殘つてゐる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一體こんなことで掛金がはずれるとでも思ってるのか知らん? このまま別れるのは殘念だなあ! 空しく歸すなんて殘念じゃないか?』そして實際のところ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...降るだけ降つた雨は地上の草木に濕ひを殘して心持よく晴れた...
長塚節 「旅の日記」
...四五日前(にちまへ)病院(びやうゐん)へ入(い)れて仕舞(しま)つたもんですから」と主人(しゆじん)は殘念(ざんねん)がつた...
夏目漱石 「門」
...御米(およね)はまだ薪屋(まきや)が一軒(けん)殘(のこ)つてゐると答(こた)へた...
夏目漱石 「門」
...後に毛程の證據も殘しません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足跡を殘さずには近づけなかつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...巖ちゃんは殘念で仕方がない...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...門番の爺(ぢい)さんが殘していつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私が其處に殘しておいた鞄を持つて來るようにと頼んだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...日に二囘は卓の上に擴げられた布のまはりに陣取りにやつてくる老い朽ちた椅子(その卓の上ではかきの貝殼のなかに光りながら數滴の水が小さな石の聖水盤のなかでのやうに殘つてゐる)...
堀辰雄 「日付のない日記」
...それが眞實か嘘かを思ひ迷ふ暗い疑念さへ殘ればいいのだと思つたのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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