...曹長以下二十二名の一団が残ることになった...
石川欣一 「比島投降記」
...そうして置いて、残る二十何人が、もう一度、夫々(それぞれ)受持区域を定めて、場内隈なく検べ廻ったが、どこの隅にも、人の影さえなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...――残るはスペイン戦争であるが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...若(も)し幸にして一頭にても残るあらば後栄の方法を設くべし...
関寛 「関牧塲創業記事」
...歴史に残るかも知れない...
太宰治 「天狗」
...残るものは歴史主義でなければならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...残るであろう――それがいい)と...
直木三十五 「南国太平記」
...口をあけて居眠りを始めたのが印象に残る位で...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...指紋は残る筈は無い...
野村胡堂 「音波の殺人」
...残る五人の子の中(うち)で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どこか個性の傷が残るではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...陸中には「けんだい」なるいい方が残る...
柳宗悦 「蓑のこと」
...群の生活に相応せぬ地名は記憶せられて永く残るはずがなかった...
柳田國男 「地名の研究」
...――七十郎も自分の名が後世に残ることを信じ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...アルコールとで解剖台面を残る隈(くま)なく洗い浄(きよ)めました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼女はまだどこかに残る佳麗(かれい)を面(おもて)にほの紅(あか)らめて...
吉川英治 「私本太平記」
...大金、木下の二群は、麓まで行く間に、大崎宇右衛門の手勢に待ち伏せられて寸断され、残る者どもと、池ノ原の大松の下で山路将監の来るのを待ち合わせていると、堂木山の北方を迂廻して来た木村隼人佑の旌旗(せいき)が、早くも行くての道を遮断して包囲して来たので、再び散々に潰乱(かいらん)してしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その方角は時折残るペンギンの足跡から正確に割り出せた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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