...しかしそれは必ずしも一爪痕(さうこん)を残すことではない...
芥川龍之介 「続文芸的な、余りに文芸的な」
...醜(しう)を後世に残すから...
芥川龍之介 「俳画展覧会を観て」
...踏み残す事になる...
太宰治 「惜別」
...何思い残すところもなく...
橘外男 「仁王門」
...またある者はある長さの緑を残すように骨を折っているらしく見えた...
寺田寅彦 「芝刈り」
...鳥やねずみや猫(ねこ)の死骸(しがい)が道ばたや縁の下にころがっているとまたたく間にうじが繁殖して腐肉の最後の一片まできれいにしゃぶり尽くして白骨と羽毛のみを残す...
寺田寅彦 「自由画稿」
...大渡(おおわた)しと呼ばれた大川口(おおかわぐち)の渡場(わたしば)は『江戸鹿子(えどかのこ)』や『江戸爵(えどすずめ)』などの古書にその跡を残すばかりとなった...
永井荷風 「日和下駄」
...後日に禍根を残すおそれがある...
永井隆 「この子を残して」
...言い残すことはないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遺言として残す積りでかゝれば...
葉山嘉樹 「遺言文学」
...手や他の体の部分の運動感覚中に存在する距離を残す...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...我憲法史上に汚点を残すことを免かれたのであった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...より大なる残余を残す傾向がなければならない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「……秀衡が跡は田野に成って金鶏山のみ形を残す……」と奥の細道は言っているが...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...更にソレを洗練に洗練した型を残す……という方法で...
夢野久作 「能とは何か」
...がんと一つ残すもの...
横光利一 「夜の靴」
...――もうそこの炎は猫の子、鼠一匹残すまい...
吉川英治 「私本太平記」
...さすがあとに残す妻の姿をふりむいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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