...そうして二三歩歩いてから...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...五六歩歩くと、智恵子の柔かな手に、男の手の甲が、木(こ)の葉が落ちて触(さは)る程軽く触つた...
石川啄木 「鳥影」
...何処へ被行(いらつしや)るの?』答もせずに信吾は五六歩歩いて...
石川啄木 「鳥影」
...宇治は思わず五六歩歩み寄った...
梅崎春生 「日の果て」
...では、無電班長を呼びだすから、あとは思うようにやりたまえ」「うむ、よくいわれた」提督は、二、三歩歩いて、卓子(テーブル)の方へ近づいた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...早く歩こう」老婆は二三歩歩いたがもう背後(うしろ)を向いた...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...二三歩歩いて、『それで何んて云つてゐました』『唯、名をきいただけです……、Susana つていふんださうです』『スザナ! 好い名ですね』私はまた振返つて見ました...
田山録弥 「一少女」
...二三歩歩いてから...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...私もそれにつれて四五歩歩(ある)き出した...
豊島与志雄 「群集」
...それから無言のうちに五六歩歩みだして...
豊島与志雄 「香奠」
...田原さんはまた一歩歩き出した...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...二、三歩歩き出して、籬(まがき)の上から向こうをのぞきに行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんだか父親の映像が気になりだすと一歩二歩歩みだすばかりです深夜の思ひこれは泡立つカルシウムの乾きゆく急速な――頑ぜない女の児の泣声だ...
中原中也 「山羊の歌」
...雲を踏むような足どりで二三歩歩いたが...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...六歩歩くとその建物の玄関へ出た(8)...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...それについて四五歩歩いて来た...
水野葉舟 「帰途」
...又二三歩歩いて行き食卓のわきの腰掛にかける...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...外のほうに二三歩歩き出す...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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