...影が歩むように音もなく静かに歩みながら...
有島武郎 「或る女」
...四二つの道は人の歩むに任せてある...
有島武郎 「二つの道」
...南をさして歩むがごとし...
泉鏡花 「活人形」
...おとたて歩む聞ゆるいとものかなし...
上田敏 「月」
...故に苦難懐疑の中にありて神を保たんとの努力に歩む時...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...いったい宗教の生命は「語るよりもむしろ歩むところにある」のです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...勃興の途を歩む国の都は何処となく浅薄な凄じさがあって...
辰野隆 「パリの散策」
...ゆつたりした歩調で歩む...
種田山頭火 「行乞記」
...好悪は人生を歩む左右の脚である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...また力み返って歩むを指す動詞にも雄鶏の名そのままコックというのがある...
南方熊楠 「十二支考」
...……(二人が立上ってションボリ座敷を出て廊下を歩む)ザアと川の流れの音...
三好十郎 「樹氷」
...トムが歩む方へ、その鈴の音が尾(つ)いて来た...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...歩むつもりの足も前に出ず...
吉川英治 「私本太平記」
...しずかに歩むのが好(この)ましく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...歩むだけは歩まねば...
吉川英治 「親鸞」
...「降らねばよいが」夜ごとにこの闇を歩む兄の身を思いやって祈るのだった...
吉川英治 「親鸞」
...五(いつ)つ衣(ぎぬ)のたもとは薫々(くん)と高貴なとめ木(き)の香りを歩むたびにうごかすのだった...
吉川英治 「親鸞」
...霊的本能主義は神により感得したる信念とその実行とをまっこうに振りかざし堂々として歩むものである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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