...踊の輪は淀んで唄が止む...
石川啄木 「鳥影」
...止むを得ぬ事情の下におかれて...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...とし子が止むを得ない用事ででも...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...『トントン』の足ですゥ!……」けれどもその声が止むか止まぬに...
大阪圭吉 「三狂人」
...復讐を受けることは止むを得ぬと覚悟して益々自然を征服することを務めるより外に途は無いのである...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...止むを得ず戦争(いくさ)してるんだからね...
薄田泣菫 「茶話」
...彼の命ずる一切に止むなく彼ら從はむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今や一転して圧威手段を執るの止むを得ざるに至れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...止むを得ず針金を持って来て...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...蟹共の逃走も止む...
中島敦 「環礁」
...この仕事の性質なんだから止むを得ません」「でも...
久生十蘭 「キャラコさん」
...止むことを得ず……いや...
二葉亭四迷 「平凡」
...止むを得ず眞夜中にも筆を執らなければならないのであるが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それがために国民的色彩が乏しくなってくるのは止むを得ないのです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...これは処柄(ところがら)から止むを得ないであろう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...……もっともこれは曲馬団なるものの性質上止むを得ないとしても...
夢野久作 「暗黒公使」
...内地の官吏よりもズット素質が落ちていたのは止むを得ないだろう...
夢野久作 「爆弾太平記」
...社命で止むなく大嫌ひの洋服を月賦で作つたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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