...香櫨園(こうろえん)だけは海水浴場出来(でけ)まして...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼処(あそこ)から十時までにわざわざ香櫨園い出て来て...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...櫨を活ける、燃えあがる情熱だ、同時に情熱の沈潜だ、赤の沈黙だ、自然の説法だ...
種田山頭火 「其中日記」
...……・きら/\ひかつて売り買ひされるよう肥えた魚孫の手をひきお寺まゐりのさげてゐるはお米・月からこぼれて師走の雨のぬくい音・触れると散るまへの櫨紅葉かな其中一人にして冬ごもり・小春日のさせば障子をあるく虫のかげ十二月廿四日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉は目さむるばかりである...
種田山頭火 「其中日記」
...櫨紅葉の美しい一枝を折つて戻る...
種田山頭火 「其中日記」
...陛下は黄櫨染(はぜぞめ)の御袍を召されて紫辰殿(ししいでん)に出御され...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
......
長塚節 「長塚節句集」
...東廂の北端に人影ゆらぐと見る間に、黒袍の前行に續く御劍御璽の捧持者の間を、黄櫨染の御袍、立纓の冠を召された聖上陛下が、御裾を待從に捧げさせ給ひ、げにも威風堂々として出御せさせらる...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...この時の歌には 櫨紅葉燃殻のごと残りたる上に富士ある磯山の台 三方に涙の溜る海を見て伊豆の網代の松山に立つ 故なくば見もさびしまじ下の多賀和田木の道の水神の橋 などが数へられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そして裸になつた山櫨(さんざし)も榛(はしばみ)の藪も...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...山櫨(さんざし)の花環の下の籬雀(かきすゞめ)の巣の中に坐つてゐる妖精など...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...上つ方の着物となる黄櫨染であります...
牧野富太郎 「植物記」
...黄櫨というのは、支那にはあるけれども、日本にはない...
牧野富太郎 「植物記」
...黄櫨という一つの植物の片方だからハゼではない...
牧野富太郎 「植物記」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...櫨(はぜ)の紅い葉が...
吉川英治 「上杉謙信」
...樫(かし)、榛(はん)の木、けやき、櫨(はぜ)...
吉川英治 「江戸三国志」
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