...それ等(ら)の中(なか)には橘姫(たちばなひめ)よりも遥(はる)かに家柄(いえがら)の高(たか)いお方(かた)もあり...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...『橘さんは余り飲(や)らん方ですね...
石川啄木 「菊池君」
...そこなる橘に馬を繋いだ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...橘屋に男の子が生れた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...真ん中に橘(たちばな)の模様があります」「フーム」平次は思わず唸りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千恵蔵に早田に橘で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...橘等帰って、下二母上と暫く話す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...橘(たちばな)の花の匂の立ちだした或夜...
堀辰雄 「ほととぎす」
...絶品は何といっても橘家三好爺(たちばなやみよしや)さんです...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...とうとうそのまま高座を下りたが、悪寒はする、からだは汗ばむ、橘之助、何十年と三味線をひいて、こんな例は一度もない...
正岡容 「寄席行燈」
...橘は、どちらを愛しようと考えるひまもなく、二人は同じ夕の時刻にやって来て同じ時刻にかえって行ったから、橘は、同じ人間が二つにわかれて来るのではなかろうかと思うくらいだった...
室生犀星 「姫たちばな」
...橘はこう口に出していったものの...
室生犀星 「姫たちばな」
...」基経は橘の顔にたゆたわぬ決意された或る気持を感じて...
室生犀星 「姫たちばな」
...その心づかいはかつての日の橘のあでやかな俤(おもかげ)をしのぶ好箇(こうこ)のよすがでもあった...
室生犀星 「姫たちばな」
...次は所謂橘恵風(きつけいふう)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また枸橘(からたち)の垣根で頬をひっ掻いたといった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...しかもこの橘の一枝を引出物に女院なり...
吉川英治 「折々の記」
...右近の橘もあったと聞かされたが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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