...四五人の文科の学生が「芸術の為の芸術」を標榜(ひょうぼう)して...
芥川龍之介 「路上」
...之が民主主義を標榜してゐる国に最も著しく現れてゐるといふことは甚だ意味深いことでなければならない...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...榜して曰く、『祖先が植ゑたるものにて、今日まで既に十數代を經たり』と...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...「これが人道を叫び紳士を標榜(ひょうぼう)する英国が...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...芸術写真を標榜(ひょうぼう)した小さなスタディオを経営している写真館の主人であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...反自然科学的な態度を標榜するブルジョア歴史学やブルジョア社会科学は...
戸坂潤 「科学論」
...之等は自分のイデオロギー性の自覚と標榜とを標準にして区別される処の...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それの自覚・標榜の...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...「現内閣は挙国一致を標榜してかえって政党内部に魔手を伸ばして陰にこれを攪乱」する処のもので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...新聞記事などは社会大衆の社会的感覚・常識を代表しているという資格を標榜するためにこそ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...是を標榜しない者もある...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...徳義無視を標榜しても...
豊島与志雄 「囚われ人」
...年来独逸(ドイツ)によつて標榜(へうばう)された軍国的精神なるものは既に敵国を動かし始めたのである...
夏目漱石 「点頭録」
...さりとて貧しさをわざと標榜(ひょうぼう)しているのでもなく...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...思うには地形に基いて山に从(したが)ったが元の字は標で澪標(みおつくし)のツクシすなわち榜示(ぼうじ)の義であろう...
柳田國男 「地名の研究」
...下総印旛(いんば)郡永治村大字浦幡新田字榎峠(びょう)薩摩鹿児島郡谷山村大字山田字俵木(ひょうぎ)大隅肝属(きもつき)郡田代村大字麓字表木(ひょうぎ)出雲飯石(いいし)郡一宮村大字高窪字後谷小字標杭(ひょうぐい)伊予越智(おち)郡宮浦村大字台字添小字標榜場(ふだば)札立という地名はまた境の峠に多くある...
柳田國男 「地名の研究」
...まるまる木がなければその場処を榜示戸とも法師土とも記し...
柳田國男 「地名の研究」
...それは表面の標榜(ひょうぼう)にすぎなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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