...五位は綿の四五寸もはいつた、黄いろい直垂(ひたたれ)の下に、楽々と、足をのばしながら、ぼんやり、われとわが寝姿を見廻した...
芥川龍之介 「芋粥」
...さもがつかりしたやうに楽々とつかまつてしまふのです...
芥川龍之介 「河童」
...長野から直江津を経由して富山へ出れば一日で楽々と行けるが...
石川欣一 「可愛い山」
...如何にもうれしそうに楽々としているのを見て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...また楽々とのばしながら...
伊藤野枝 「惑ひ」
...家中どこにゐても楽々と手を伸し...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...楽々とからだのほうをかつぎ歩くようになって来た...
寺田寅彦 「軽井沢」
...あの高い山まで楽々と上り下りをなさるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこから人間が楽々と這(は)い出しかねない隙間をこしらえて見せました...
中里介山 「大菩薩峠」
...伸(の)んびり楽々と身を横に...
夏目漱石 「永日小品」
...十二里の長丁場を楽々と征服して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを楽々と持ち運べるのは家中に幾人もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...楽々とした腰の掛けかたで...
林芙美子 「瀑布」
...大人の腕によって私の身体が楽々と持運ばれて行く時...
原民喜 「童話」
...もうとッくに楽々と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...銀行がひけさえすれば楽々と手足が延ばせるという安心があったばかりだ...
水上滝太郎 「果樹」
...楽々と手を伸して捻(ねじ)って行った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼ぐらい楽々とマストに登って帆をあやつることの出来る水夫はなかった...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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