...危険極まりなき大西洋の海底を散歩することは気が進まなかったからだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...照ちやんも稍後れて極まりわるさうに頭を下げた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...急にへなへなとなるとは醜態極まりない...
高見順 「いやな感じ」
...海底の浪の渦巻きは凄絶極まりなき様相を呈し...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...女は額の紙を払い除けて極まり悪そうに小八の方を向いた...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...それからぱたぱたと話が極まり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ふるかと思えば晴れ晴るゝかと思えばまた大粒の雨玻璃窓(はりまど)を斜に打つ変幻極まりなき面白さに思わず窓縁(まどべり)をたたいて妙と呼ぶ...
寺田寅彦 「東上記」
...凍てたる夜深の巷を乗り行く時なぞゴム底の足袋はパタパタ音して不愉快極まりなくゴム輪は轍の砂利を輾(きし)る響せざるが故矢張初めの中は乗り心地よろしからず世の中段々いやなものが流行出したりと思いき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...轉變極まりなき時世には...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...前後の事情を回想すれば感極まりて唯涙あるのみ...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...横柄極まりなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その本国に尚々強大極まりもなき兵力を抱擁するに反し...
牧野信一 「サクラの花びら」
...さすが子供のときからの友だちの前で啀(いが)み合っている仲間を見られた極まり悪さに陰気になって考え込んでいた...
室生犀星 「幻影の都市」
...多分極まりが悪いので立ったのであろうと思った...
森鴎外 「蛇」
...五「いい茶碗だ――だが何という平凡極まりないものだ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自由自在の敏感さで受容(うけい)れるところの……そうして受入れつつユラリユラリと桐の葉蔭で旋回しているところの……変幻極まりない鋭敏な...
夢野久作 「髪切虫」
...進退これ極まりながら...
吉川英治 「折々の記」
...変幻極まりない武田軍の陣容は...
吉川英治 「新書太閤記」
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