......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...思わず博士(はかせ)を楯(たて)に取って恐れながら身をかわさずにはいられなかったろう...
有島武郎 「或る女」
...私は自分でお膳立したと云つて真先にそれを楯にされたが私から見れば氏はまだ三度々々お米の御飯をたべておかずがなくては生きられないと思つてお出になるやうだ...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...馭者はそれを楯(たて)にしてわが身と積荷とを太陽と風と雨とから庇(かば)い...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...附け鬚模樣の銀鍍金の楯があなたによく似合ふさうですよ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...」お銀はBさんという後楯(うしろだて)のついている笹村と...
徳田秋声 「黴」
...先ず徳川幕府に向って楯を突くものは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...最初から楯(たて)に取っていた椰子の大木に支えられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...反晋派たる現在の衛侯に楯突(たてつ)こうとしたに外ならぬ...
中島敦 「盈虚」
...正面は楯(たて)をつく者はなかったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...矢も楯もたまらず無理矢理に私は東京へ出てまいりました...
原民喜 「ある手紙」
...まだわしの後楯(うしろだて)っていうものがあるんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...しかしてその壁には輝ける真鍮(しんちゅう)の楯(たて)かかりて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...矢も楯もたまらないような気がした...
細井和喜蔵 「女給」
...剣の先でその楯を叩いて調子を合せながら行進して来るのであつた...
牧野信一 「変装綺譚」
...これらを聞いて矢も楯も堪らず...
山本周五郎 「おれの女房」
...彼は楯(たて)を差し出し...
横光利一 「日輪」
...ポルトガルの楯をほめた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
