...小さな棘の一杯生えた...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...憐愍(あはれみ)の房(ふさ)の血に赤く染(そま)つた尊い荊棘(いばら)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...荊棘(いばら)の道を勇敢に掻き分けて進みます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...そしてその得ようとする月桂樹には荊棘がまじっているのを知ると...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...葉の端に小さな留針のやうな棘(とげ)...
薄田泣菫 「独楽園」
...昔の大路(たいろ)には荊棘(けいきよく)深く茂りて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...久能は棘棘しい表情で...
豊田三郎 「リラの手紙」
...丈(せ)が低くて枝が棘々(とげ/\)して幹が捩曲(ねぢく)れて居る日本の樹木よりも...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...その棘(とげ)の先端(せんたん)をもってハッシと鏃を叩(たた)き落した...
中島敦 「名人伝」
...南アフリカにおける現世空棘魚(くうきょくぎょ)の発見の話は...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...白糸のお滝には棘があるよ」「その棘にさされて見(み)たいよ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...年寄や子供の方が痛々しいと思うがな」「妙に棘にこだわりましたね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んとなく鋭(するど)さと棘々(とげ/\)しさと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふふんと棘のある含み笑いをした...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...賢夫人は、いいたいことがあって来たふうで、棘のある言葉で、チクチクと弄(いら)いだした...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...韓凹巷(かんあふこう)は「依然旧書院、長謂君在茲、鸞鳳辞荊棘、烏鳶如有疑」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...縱令(たとひ)中頃定家假名遣が出まして、一頓挫を來しましても少し荊棘が生えましても、荊棘を刈除いて、元(も)との道を擴げて、國民が皆歩むやうな道にすると云ふことが、或は出來るものではないかと云ふやうな、妄想かも知れませぬけれども、想像を自分は有つて居ります...
森鴎外 「假名遣意見」
...棘(とげ)を立てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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