...梓川の山女(やまめ)を釣りに行つた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...私の義弟に小野梓(おのあずさ)という者がありまして...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...九 梓弓と檀弓...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...以梓繁(しはん)を省(はぶ)く...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかし幸か不幸かいまだ全く文明化せられざる今日においてはかかる裏長屋の路地内(ろじうち)には時として巫女(いちこ)が梓弓(あずさゆみ)の歌も聞かれる...
永井荷風 「日和下駄」
...梓さんがしきりに寝がえりをうつので...
久生十蘭 「キャラコさん」
...梓は、ほんとうに死ぬかも知れない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...神秘的なようすをしたあの青い池の水が梓さんを呑み込む前に...
久生十蘭 「キャラコさん」
...書物を発行するを梓行と書くのである...
牧野富太郎 「植物記」
...梅渓書院梓行」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梓は何の木であらうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梓慶がを造る話(「達生篇」第九の説話)に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...梓は「まず食事を済ませて下さい」と書いてみせました...
山本周五郎 「失蝶記」
...「おれが杉永を斬ったことは、たった一人しか知ってはいない」と主計は続けていた、「その男がおれを罠(わな)にかけて、おれの耳の不具を利用して杉永を斬らせた、真壁綱だと手引きをして、おれにとってはかけ替えのない友を斬らせた、梓久也がその男だ」「こんなやつの云うことを聞くつもりか」と梓久也が叫んだ、「おれたちはこんなでたらめを聞くためにここへ来たのか」「云え、云え」と主計はまた梓をまっすぐに指さした、「おれはきさまの罠にかかった、無二の友を手にかけたおれが、きさまを憎まなかったと思うか、梓久也、おれはきさまを斬りたかった、きさまの五躰を寸断してやりたかった、――だが思い直した、きさまがおれを罠にかけたのは利欲のためではない、佐幕という信念のためにやったことだ、梓久也その者の罪ではないと思ったからだ」谷川主計はそこでかれらを見まわした、「これ以上くどいことは云わない、あとはみんなの判断に任せる、久也の眼とおれの眼を見比べてくれ、いま云ったおれの言葉に対して、久也がなんと云うか聞いてくれ、そしてもし彼の云うことが正しいと思ったらおれを斬るがいい、また、おれの云うことが信じられるなら刀を貸してくれ、おれはここで梓を斬る、――さあ、梓久也に云わせてくれ」みんなは吉川十兵衛を見た...
山本周五郎 「失蝶記」
...「梓、――」と十兵衛が云った、「なにか云うことがあるか」梓久也は刀を取直した...
山本周五郎 「失蝶記」
...梓滝郡(しどうぐん)へ遠流(おんる)せよ」孔明はかく断じたが...
吉川英治 「三国志」
...梓川(あずさがわ)の渓谷の音と...
吉川英治 「新書太閤記」
...川は梓川である...
若山牧水 「樹木とその葉」
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