...竹を削って大桝形(おおますがた)に組みながら...
泉鏡花 「怨霊借用」
...原稿用紙の桝目(ますめ)のなかに一字も半画も書けないのであるか...
海野十三 「軍用鼠」
...四角な桝(ます)のようなものが六つ...
海野十三 「地球盗難」
...あの女なら請け合って桝新(ますしん)のお釜(かま)を興しますと...
徳田秋声 「新世帯」
...桝田(ますだ)屋の若旦那菊次郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いずれかの桝形(ますがた)か木戸で誰何(すいか)され...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...其日お糸さんも三業組合の連中で私達のつい傍の桝(ます)へ来て居(を)つた...
平出修 「二黒の巳」
...桝踊りもう、何年になることか?桝踊りというものが寄席に出ていた...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...この馬場下の何とやらいう酒屋で兜酒を極めたとて震災前までその桝がのこっていたし...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ついで桝田啓三郎君が来る...
三木清 「思索者の日記」
...銓(せん)は蔵前須賀町の呉服屋桝屋(ますや)儀兵衛の許(もと)にいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...紋付羽織の桝本の姿をちらと見たことを思い出して...
森下雨村 「五階の窓」
...別に一人だけわざと一町ばかり引き下って桝を持って木片などで叩いて行く...
柳田国男 「山の人生」
...迷子を探すのに太鼓と一升桝とを叩いてあるいた...
柳田国男 「山の人生」
...赤桝(ます)の中はこの通り...
夢野久作 「近世快人伝」
...小桝(こます)を用いはじめた...
吉川英治 「三国志」
...驚くほどな桝(ます)に盛られた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ドーブレクらしい影が見えなければ次の劇場へ……かくて午後十時に至ってボードビルでようやくそれらしいのを発見した奥まった桝に...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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