...舷橋の上に案山子のやうに立つてゐる事だらう...
有島武郎 「潮霧」
...機関仕掛(からくりじかけ)の案山子(かかし)のやうに彼方此方(あちこち)に動いてゐた...
石川啄木 「道」
...最初から金ピカのお面と外套で拵えた案山子(かかし)に過ぎなかったのか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...こんな立派な案山子があるもんか...
江戸川乱歩 「鬼」
...ぼろぼろ着物の案山子(かかし)みたいな例の海賊君との対照が...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...誰だって案山子の方にまず挨拶しない者があろうか? 先日トウモロコシ畠を通っていると杭のうえに帽子と上衣がかかっているすぐそばに畠の主人がいるのが眼にはいったが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
......
高浜虚子 「五百句」
...聳(そび)えたるお西お東月の屋根九月二十七日 「玉藻十句集(第八回)」此谷を一人守れる案山子(かがし)かな十月十一日 笹鳴会...
高浜虚子 「五百五十句」
...案山子二つ、……赤いとあるだけではウソだ...
種田山頭火 「行乞記」
...この界隈の痩せこけた案山子(かかし)たち★が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...文学界の流行となってるそれらの大きな案山子(かがし)のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或いは案山子(かかし)を立て...
中里介山 「大菩薩峠」
...わななく案山子(かかし)のように...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その案山子に魔がさしたてエのは」「白っばくれちゃいけない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...質にとられた案山子(かかし)のように...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...麻畑の案山子(かかし)くらいにしか考えません...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はまだ案山子の問題には一向手を着けておらぬ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...なお老人たちはこの訪問者の服装が案山子(かかし)とよく似ており...
柳田国男 「雪国の春」
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