「桃」の意味
モモ科の果樹
小説での「桃」の使い方
...彼が旗下の桃李寥々たりしにも関らず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...万病根治桃葉湯と唐めかした...
芥川龍之介 「妖婆」
...其処には桃園(ももぞの)があって...
田中貢太郎 「竇氏」
...桃色の氷菓(アイスクリーム)の皿を差し出した...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...屋根にある桃の鉢を両手にかかえて机へ置いて眺めた...
林芙美子 「田舎がえり」
...伊代は桃を買って帰った...
林芙美子 「帯広まで」
...お母さんへの手紙の中に長い事して貯めていた桃色の五十銭札五枚を入れて封をする...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ヒスイの入歯をチラチラのぞくその桃白の下衣にその豊富なあでやかさを包む花麗春嬢...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...桃太郎桃から桃太郎生(うま)れたとさ桃太郎生れる桃はないか...
水谷まさる 「歌時計」
...一番小さな女の児(こ)の桃色の着物が...
柳宗悦 「全羅紀行」
...分(ぶん)にならるる娵(よめ)の仕合(しあわせ)利牛(りぎゅう)はんなりと細工(さいく)に染まる紅(べに)うこん桃隣(とうりん)鑓持ちばかり戻る夕月(ゆうづき)野坡(やば)まことに艶麗な句柄(くがら)である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...口や手指をびしょびしょにしながら桃にかぶりつき...
山本周五郎 「契りきぬ」
...桃色に充血した眼を力なく見開いた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...森の直立した樹間から早くも湖面の一端が桃色に光った生物のように見えて来た...
横光利一 「旅愁」
...夾竹桃の花が海面の朝日を受けて咲き崩れている間を...
横光利一 「旅愁」
...うす桃色のコルサアジユ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...春園の桃李(とうり)は紅唇(こうしん)をほころばせてくる...
吉川英治 「三国志」
...この桃の樹は花ざかりだし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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