...そうして下の根もとから枝のずっとさきまで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...付近の笹やぶの北側の大欅の根もとに全裸体俯向けの二十歳ぐらい...
海野十三 「探偵会話 下駄を探せ」
...根もとの周囲六十四尺にあまるすばらしいもので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...芝生(しばふ)の単調を破るためにところどころに植えてある小さなつつじやどうだんやばらなどの根もとに近い所は人に踏まれないためにことに長く延びて...
寺田寅彦 「芝刈り」
...このようにして根もとに近いほうから順序正しくだんだんに脱落して行くのであった...
寺田寅彦 「病室の花」
...その根もとには蘚苔(せんたい)の糸根かなにかいっぱいに紅く波に洗われ...
中勘助 「島守」
...蘭の根もとには卵の殻(から)が伏せてあつて...
新美南吉 「疣」
...櫓(やぐら)は根もとからたおれ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...悲哀に絶え入り息の根もとまりさう……...
北條民雄 「独語」
...またその根もとには毒ある奇異な花が安からぬ眠りに悶(もだ)えながら横たわっている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...ひろげた傘のようなオンコ樹の根もとに...
本庄陸男 「石狩川」
...庭へ出て樹の根もとにしゃがんで...
室生犀星 「蛾」
...しかもその苗じるしの根もとに近い苗が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...村の氏神の雌雄杉の根もとへ...
柳田国男 「雪国の春」
...バックはひさしのようにさしかかつた岩の根もとに寝所をこしらえた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...咲耶子(さくやこ)は薙刀(なぎなた)の柄(え)をしごいて八幡(まん)! 十字(じ)架(か)の根もとをねらって斬りつけた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...自分はこの喬木(きょうぼく)を大ならしめる根もとの肥料(こえ)であっていい...
吉川英治 「新書太閤記」
...けれども榎の根もとの岩蔭の自分は彼の眼には入り難(にく)い...
若山牧水 「古い村」
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