...それは梢に巣食つた栗鼠(りす)も...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...小栗は家康公(いえやすこう)以来有名(ゆうめい)なる家柄(いえがら)に生れ旗下(きか)中の鏘々(そうそう)たる武士にして幕末の事...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...第八二項 車輪の怪痕愛知県葉栗郡浅井村に数十年前...
井上円了 「おばけの正体」
...そして唯(たつた)一人リンカンだけが霊魂(たましひ)を焼栗のやうに黒焦にしないで済んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...栗や胡桃のやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...逞ましい栗毛の逸物が重量検査所から出て来て...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...」栗栖は云(い)っていた...
徳田秋声 「縮図」
...頭の上の栗の大樹の梢で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ねえ、勝様と小栗様と、どちらがえらいのですか、それを聞かせて頂戴よう」「勝がエライか、小栗がエライか、おれはそんなことは知らん、だが、旗本の地位からいうと、二人は比較にならん、小栗は東照権現以来の名家だが、勝というのはドコの馬の骨か、このごろになって漸(ようや)く名が出たばっかりなんだ」「お家柄は別としましてね、人物はどちらが上なんです」「そりゃ、わからん、小栗は名家の末だからといって、当人が馬鹿では今の役はつとまるまいし、勝はまた無名のところから成り上ったくらいだから、相当の手腕がある奴だろう」「同じお旗本のうちでも、その小栗様と、勝様とが、合わないんですってね、小栗様は徳川家を立てようとなさるし、勝様は薩摩と組んで、徳川家をつぶそうとしておいでなさるんですってね」「そんなことがあるものか、小栗でなくったって、誰だって、旗本で徳川家を立てようとしない奴があるか、勝が薩摩と組んで徳川を潰(つぶ)すなんぞと、誰がお前に言った」「誰いうとなく、そういった噂(うわさ)が聞えていますのよ、勝は奸物(かんぶつ)ですって」「勝は奸物?鰹節(かつおぶし)は乾物という洒落(しゃれ)だろう、勝だってなんだって、徳川家の禄を食(は)みながら、徳川家の不為(ふため)をはかる奴なんぞがあろうはずはないが、そこは時勢だ、傾き切った屋台骨を踏まえている身になってみると、いろいろの誹謗(ひぼう)が出るのはやむを得まい、井伊掃部頭(いいかもんのかみ)を見てもわかることだわな」「それは、そうでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...いが栗あたまを叩いたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それから俗に小栗の碁盤の曲乗りなど伝うるに似た事は...
南方熊楠 「十二支考」
...本邦の猴は尻の原皮で栗を剥(は)ぐとて栗むきと呼び...
南方熊楠 「十二支考」
...栗がなってるかも知れないよ」一太は玄関を出て...
宮本百合子 「一太と母」
...新しいドライヴ・ウエイを二十分ばかりのぼると杉、松、栗、柏などの見事な喬木の森がつきて白樺、つつじ、笹などの高原植物になります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...京都府与謝(よさ)郡栗田湾や島蔭湾で深海の泥砂の中にすむアカエビやミミイカがイワシ大敷網や手繰網でおびただしくとれたと言う(奥丹後震災誌)...
武者金吉 「地震なまず」
...「今歳寒威殊栗烈...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「そのほうすぐに栗林の不浄門へまいれ...
山本周五郎 「新潮記」
...そのすくすくと伸びた栗の木の枝には...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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