...柚子(ゆず)の皮は香味を備えているが...
青木正児 「九年母」
...最後に残されたわびしさと苦笑とを柚子に与えている...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...彼等の手につまれて柚味噌となるに何の不思議はない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...お庭の柚子の数がちがっておりましたものですから...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...コツ/\柚子の皮を刻んでゐたら...
種田山頭火 「其中日記」
...おちつかうとするゆふ空から柚子の一つをもらふ茶の花のちるばかりちらしておくいつしか明けてゐる茶の花冬が来てゐる木ぎれ竹ぎれ月が昇つて何を待つでもなくひとりの火の燃えさかりゆくをお正月の鴉かあかあ落葉の...
種田山頭火 「草木塔」
...「柚の花」が静かな侘しい感覚を表象し...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...柚子はおっかぶせるように...
久生十蘭 「雲の小径」
...柚子の肩を揺って...
久生十蘭 「雲の小径」
...柚子に香世子の霊が出たのはわかるが...
久生十蘭 「雲の小径」
...柚子の希望をかなえてやるほうが...
久生十蘭 「春雪」
...牧師は右の掌を柚子の背中の真中あたりにあて...
久生十蘭 「春雪」
...柚子の身体は、一瞬、水に隠れて見えなくなったが、ほどなく頭から水をたらし、なにかの絵にあった水(みず)の精(せい)の出来損いのような、チグハグな表情であらわれてきた...
久生十蘭 「春雪」
...山田伸吉と柚木与市が砧迄追っかけて来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...木兎と鴉の巣は水車番の柚太が探してきたものだが...
牧野信一 「剥製」
...片目の柚太はオシキリの作業が危いので...
牧野信一 「剥製」
...時々暮しに就いての不平を洩しに現れる柚太の片目が...
牧野信一 「剥製」
...一人前に二つずつ位生レモンか橙酢(だいだいず)かあるいは柚(ゆず)でもかけて出しますとなかなか結構です...
村井弦斎 「食道楽」
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