...房枝の情のこもった草履の片っ方を抱いて...
海野十三 「爆薬の花籠」
...枝のさきをいくつにもひろげて...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...鳥を近づけないために花園の樹枝に小さい金の鈴をかけておいた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...葉や枝の恰好がどうかということはあまり詮議しない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そのほかいろいろのことで、へんに正体が掴めないながらも、知らず識らず特別の親しみをもった李永泰が、ふいに姿を消したので、正枝は、二日たち三日たつにつれて、気懸りが深くなっていった...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...鎮守の森の大杉にかけたその巣は小枝を組んで籠のやうになつてゐた なんぞと調子にのつてそれからそれと話すのを それはいつのことか ときけば...
中勘助 「銀の匙」
...枝を接して立ち並んでいる...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...こんな家は止めて何処かへ越してしまふの?」漸く蕾がふくらみかゝつた桃の枝を剪りに庭に出た祖母の後を追つて...
牧野信一 「サクラの花びら」
...落葉喬木で多くの枝を分かち...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...年少から寄席を愛(め)で、落語を愛してきた私のその頃のメモは、また他日稿を新たとすることとして、ここではあくまで青春感傷の日の私を中心に大正大震以後から昭和戦前までの落語界の人々について語ってみたいが、その頃東京の落語界には三世小さん、先代圓右、先代志ん生、三語楼、小勝が落語協会の巨頭で、今の左楽、先代燕枝(えんし)、華柳、先々代柳枝、先代助六、先代今輔、先々代正蔵、先代圓生、当代文治が睦(むつみ)会に参加していた...
正岡容 「わが寄席青春録」
...磔像と七本枝の燭台と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...七月九日ごろ咲枝が赤子(アカコ)チャンなるものをうみますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...枝のある木でおさえたり...
柳田国男 「母の手毬歌」
...または喬(たか)い木の枝に休んで...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...口の小楊枝を吹いてみせました...
吉川英治 「江戸三国志」
...「お帰りなされませ」「むむ」提(さ)げている梅の一枝に...
吉川英治 「源頼朝」
...近づいて見るといかにもこてこてと花弁ばかりが枝さきにかたまっていて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...仏前に供えた造花の花を二枝手に持って...
和辻哲郎 「土下座」
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