「枕」の意味
頭を乗せる寝具
小説での「枕」の使い方
...彼はとうとう机の下の漢和辞書を枕にしながら...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...もう臨終に間がないからといふので一同先生の枕頭に集つたときには...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...枕頭(まくらもと)には蒔絵(まきえ)ものの煙草盆(たばこぼん)...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...枕を二つならべたり...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...「しまった――」僕はこわごわ薄目を動かして、隣の枕を見た...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...風に漂ふ波枕(なみまくら)に此三年(このみとせ)の春秋は安き夢とてはなかりしぞや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...お篠はいつまでも私の枕元に坐っていて...
太宰治 「チャンス」
...お梅」伊右衛門はお梅の枕元へ座って...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...枕に顔を埋(う)めた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...わしは今日さっそく蒲団と枕を持って帰って来いとおまえに言いつけたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...竹屋の渡しも今は枕橋(まくらばし)の渡(わたし)と共に廃せられて其跡(そのあと)もない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...枕もとにさしてもらった...
永井隆 「この子を残して」
...枕許の四角な行燈(あんどん)のぼんやりした火影(ほかげ)を見つめながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...五分刈(ごぶが)りが七分ほどに延びた頭を薄ぎたない枕の上に横(よこた)えていた高柳君はふと眼を挙(あ)げて庭前(ていぜん)の梧桐(ごとう)を見た...
夏目漱石 「野分」
...巾著形や筒形や普通の枕の形の更紗のクッションで充たされ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「その枕許に赤い椿の花片が一枚」「やっぱり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...静かにお前の母の枕元をとり巻いた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...それは枕木に下りていた夜露だった...
蘭郁二郎 「鉄路」
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