...「百人一首の中で、私の一番好きな歌は松風節です...
...上臈貴嬪らは肥満(ふとっちょ)の松風村雨(まつかぜむらさめ)や...
内田魯庵 「四十年前」
...駆逐艦松風は、まもなく全速力で、怪船のあとをおいかけた...
海野十三 「火薬船」
...ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります...
高村光太郎 「智恵子抄」
...まだ松風が吹いてゐます...
高村光太郎 「智恵子抄」
...尾(お)の上(え)をわたる松風にも似た大袈裟(おゝげさ)な衣(きぬ)ずれの音を立てた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...・松風のゆきたいところへゆく・洗へばよう肥えとるサカナ・松風すゞしく人も食べ馬も食べ・遍路さみしくさくらさいて・さくらさくらさくさくらちるさくら□いちにち働らいた塵をあつめてゐる(市役所風景)鈴(ベル)がなるよう働らいた今日のをはりの此宿はよい...
種田山頭火 「行乞記」
...松風の音の寂しい山門を出てからも...
徳田秋声 「あらくれ」
...畑を流るゝ濁水(だくすい)の音颯々(さっさつ)として松風の如く心耳(しんじ)一爽(いっそう)の快を先ず感じて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...否(いや)、松風でない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...すると松風の音は一層すがすがしい...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...私共は『松風』を読み...
野口米次郎 「能楽論」
...松風村雨といふ憐れな二人の女性が今...
野口米次郎 「能楽論」
......
一葉稿 「五月雨」
...松風 この詰らぬ身には...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...もちろん御一新以前の、弓は袋に太刀は鞘、松風、枝を鳴らさなかった御代太平の昔である...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...山中で松風の音が耳に障る...
南方熊楠 「十二支考」
...古い邸(やしき)の松風が心細くて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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