...雪は落葉松の葉がまだ黄金色に燃えているころからチラチラと降り始めるが...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...三三 行列虫『私達はよく松の枝の先きに、松の葉を混ぜた、白い絹のかさばつた袋を見る事がある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...克明にも松の葉を一本々々つけてゆく...
薄田泣菫 「茶話」
...その松の葉へは月が射してゐた...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...・朝月ひやゝけく松の葉に・葉がない雲がない空のうらゝか・枯葦の水にうつればそよいでる・月へひとりの戸はあけとく・伸びたいだけは伸びてゐる雑草の花・楢の葉枇杷の葉掃きよせて茶の木の葉今日の行乞所得一...
種田山頭火 「其中日記」
...心地よい凉風のまに/\頭の上に散りかゝる落葉松の葉をはらひもせず佐藤先生の熱烈な説教を心をこめて聞いてゐました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...彫三島(ほりみしま)の松の葉の香盒(こうごう)が紛失したから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女隱居のお妻が首を吊つた枝の上には、二つ三つの太い枝があり、二階の窓の上のあたりには、松の葉隱れに、何やら鳥の巣があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...丁度松の葉の繁みに掛けた何やら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一しよにその松の葉がくつついてくる...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...松の葉が散って来るのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...翁は「松の葉」にある大津絵踊りをその起原とされてゐる吃の又平かいたる大津絵...
正岡容 「寄席風流」
...来ると松の葉でいぶして祓(はら)いをした...
柳田国男 「年中行事覚書」
...いともかしこき五位(ごい)の針(はり)立(た)て松の葉に宮司(ぐうじ)の門は傾きてとか...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...珍らしいことだ」と云ひながら松の葉をどつさり炉へ投げ込んで呉れた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...帽子のさきに垂れてゐる松の葉のさきからぼつり/\と雫が垂りだした...
若山牧水 「樹木とその葉」
...松の葉かげに斷えず囀り續けてゐた...
若山牧水 「比叡山」
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