...杳(よう)として再び聞えなかった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...杳(えう)として目覩(もくと)しがたきものは...
石川啄木 「閑天地」
...朝鮮へ出発して以来杳(よう)として消息のない...
江戸川乱歩 「双生児」
...爾来(じらい)その消息は杳(よう)としてまったく社会の表面から消え失せていたのであった...
橘外男 「逗子物語」
...其処に佇んだ彼女の心には云い知れぬ杳(はるか)な思いが宿った...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...頭目モーナルーダオはその後杳(よう)として行方がわからなかったが...
中村地平 「霧の蕃社」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...ナホモ杳カナ穹窿ヲ犇イテヰルノカ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...杳くへ残して来た故郷の山河を思つてゐるのかもしれなかつた...
北條民雄 「戯画」
...杳(よう)として消息を絶していたのが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...杳然せうそこなし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...訓みを同じくして杳樹(はるき)をつけたのもある...
柳田国男 「故郷七十年」
...杳(よう)としてその消息をたったままとなり来りました...
吉川英治 「江戸三国志」
...執行猶予(しっこうゆうよ)をされたことだけは聞いたが……以来杳(よう)として消息も聞かずに来たんじゃ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...杳(よう)として分らない...
吉川英治 「私本太平記」
...その武蔵の名は杳(よう)としてこの江戸には聞かなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...杳(はる)かに越後境だらうと眺めらるゝもろ/\の峰から峰へ...
若山牧水 「木枯紀行」
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