...杣(そま)の一むれが樹を伐らうずとて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...足もとにつどうた杣(そま)たちにねんごろな別をつげてから...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...あのくたらさんみゃく(さみゃく)さんぼだい(さんぼじ)の仏たちわが立つ杣(そま)に冥加(みょうが)あらせたまえと詠んでいられますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この近在に住んでいるものは杣(そま)で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...山上の森林中に杣人が食の準備にかかる頃――おほいなる樹を伐り倒し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...杣と聞いて安心し...
中里介山 「大菩薩峠」
...広く谷筋の上下では、各所で命を落した猟師、漁夫、杣、荷運び、山林の役人、登山者など数多く、話や地名、記念碑などに、残っているが(谷などに人名を冠したのは、大がいそれ)、一と足を誤まって、道からじかに谷水に呑まれる村人さえ珍らしくないそうだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...小僧の影は杣道(そまみち)に消えました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の仏たちわが立つ杣(そま)に冥加(めいか)あらせたまへ(伝教(でんぎょう))いとめでたき歌にて候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の仏たちわが立つ杣(そま)に冥加あらせたまへ (伝教(でんぎょう))いとめでたき歌にて候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...こちらへ廻つた杣人足(そまにんそく)が...
森鴎外 「大塩平八郎」
...杣(そま)・山賤(やまがつ)の為に重荷を負ひ...
柳田国男 「山の人生」
...杣道はまえから廃道になっていたとみえ...
山本周五郎 「風流太平記」
...杣山(そまやま)の二城を根拠に...
吉川英治 「私本太平記」
...「これから御岳の中腹(ちゅうふく)まで降(お)りて、渓谷(けいこく)をわたり、それから白鳥(しらとり)の峰(みね)の大鳥居(おおとりい)までいってかえってくるという遠駆けに、いくら名馬の手綱(たづな)をとったところで、しょせん、どうにもなりゃあしまい」「まるで、山を舟で越(こ)えようというのとおなじ無謀(むぼう)な沙汰(さた)だ」「しかし、あいつ、おそろしく自信のあるような顔をしているな」「ふうていもかわっている、杣(そま)か、野武士(のぶし)か、百姓(ひゃくしょう)か、見当(けんとう)のつかぬような青(あお)二才(さい)だ」「なにしろ、どう敗(ま)けるか、その敗けぶりをみてやろう」小文治(こぶんじ)の耳にも、こんな悪評(あくひょう)が、チラチラ耳に入らぬでもなかった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の仏たちわが立つ杣(そま)に冥加(みょうが)あらせ給えと...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうして杣道まで詳しく存じておるか」「去年(こぞ)の暮...
吉川英治 「新書太閤記」
...道も細い杣道(そまみち)が一すじ縫うているに過ぎないからだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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