...警破(すは)やと思ふ束の間に...
石川啄木 「漂泊」
...束の間欲しき玉の緒を...
泉鏡花 「活人形」
...而してその束の間に一の世界を創作して...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...与へられた束の間の生のうちに次から次と美しき幻を追ひ...
長與善郎 「青銅の基督」
...この相似性によって、理性が心配で手に負えなくなっているときでも、我々は束の間、理性をなだめすかすことができる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...束の間づつ喚び醒まされる波の音が次ぎ次ぎに三方から谺(こだま)して来るばかりである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それは束の間だった...
平林初之輔 「二人の盲人」
...「束の間の奇跡だよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...束の間のエア・ポケツト見たいな白々しい間隙が生じてゐるものだ――などと思ふと私は不図...
牧野信一 「日本橋」
...いい巣を見つけたと思ったのも束の間...
正岡容 「寄席」
...外套だけ被って足を伸ばし臥(ね)ては束の間も眠られぬと...
南方熊楠 「十二支考」
...とどまる者はせんなく煙草を燻ゆらせる束の間に...
三好達治 「測量船」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...時代の英雄に対する束の間のあこがれであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その悔悛はよし束の間であっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我等に残るこの束の間...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...約束の間の山へつき...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...束の間だって波風ひとつ立った例しのない暮らしのあげくに...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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