...末期の水を供する段になると...
芥川龍之介 「枯野抄」
...いつも年末(ねんまつ)に催(もよお)されるという滝田君(くん)の招宴(しょうえん)にも一度(ど)席末(せきまつ)に列(れっ)しただけである...
芥川龍之介 「滝田哲太郎君」
...――鉛筆の走書の粗末ではあるが...
石川啄木 「鳥影」
...あち等こち等へ突當つた末...
心猿 「荷風翁の發句」
...なんでも末は地球上に一度も現れたことの無い名探偵になるのだということです...
海野十三 「崩れる鬼影」
...更に第三巻の結末にはシドニー・カートンのそれから数十年後の予想が記され...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...幕末の国学運動から系統を引いているこのイデオロギーは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...おまけに画家になろうなどと自惚れているからなお始末が悪い...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...その得意先(とくいさき)の一軒(けん)で橋場(はしば)の妾宅(せふたく)にゐる御新造(ごしんぞ)がお糸(いと)の姿(すがた)を見て是非(ぜひ)娘分(むすめぶん)にして行末(ゆくすゑ)は立派(りつぱ)な芸者にしたてたいと云出(いひだ)した事からである...
永井荷風 「すみだ川」
...昨年の末頃から、高校の課程に、倫理科を復活しようという話があり、また社会科から地理や歴史を独立させて、学力の向上をはかろうという案も出ている...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...「この佛樣を始末させ度いが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほんの粗末なロシア式の玉菜汁(シチイ)だけですが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...(一八四一年十月末)その後は弟の遺稿の出版のために盡力したりしてゐたが...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...末々の恋人にまで誠意を忘れず持ってくれることに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ハッキリと白い泥の粉末が附着しているのであったが...
夢野久作 「暗黒公使」
...御身一本春日殿と手合せ致して見い」と梵鐘(ぼんしょう)の如き声で末座の一人に(あご)を向けると...
吉川英治 「剣難女難」
...むしろ、どうしたら解りやすく、平安朝末期から、平家へ移り、また源氏色の時勢へと、世間が物音立てて、押し流れて行ったか、また、その約半世紀の人々の浮き沈みが、八百年後の今日の読者に、親しく読み酌(く)まれるであろうかに、ぼくはだいぶ気をつかって来た...
吉川英治 「随筆 新平家」
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