...わたしは未だに蒼白(あおじろ)い顔をした十二三の娘を覚えている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...――彼は未だにありありとこの朝の百本杭を覚えてゐる...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...未だに何の形式にも表はれないことは団員諸氏に対して申わけのないことだと思つてゐます...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年四月号)」
...われは適確なる防禦を未だに持っていないではないか」大統領「適確なる防禦法は...
海野十三 「諜報中継局」
...未だに何らの曙光(しょこう)をも見出し得ないのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...未だに独身生活をつづけておるのです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...風は未だにかなり勁く...
太宰治 「狂言の神」
...つまり、この弘前市には、未だに、ほんものの馬鹿者が残つてゐるらしいのである...
太宰治 「津軽」
...私の言葉に大阪訛(なま)りが無いからか、私のする事が、大阪人らしくないからか?――とにかく、他国の人々は、大阪人を、尊敬すると共に、軽蔑し、未だに、江戸っ子の方が、大阪人よりも上等人だと、考えているらしい...
直木三十五 「大阪を歩く」
...ひよわな少年の頃の其の癖が未だに抜けきらない...
中島敦 「光と風と夢」
...それが未だに発売できずにいるのは...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...縁があるか未だに折ふし何の彼のといつて...
樋口一葉 「にごりえ」
...未だに祟つてやがるんでね……」「ぢや...
牧野信一 「サクラの花びら」
...片脚は未だに不自由で...
牧野信一 「剥製」
...父は生きたか死んだか未だに行方知れず...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ずっと昔私が未だ子供の時分に聞きおぼえて未だに忘れないでいるたった一つの歌なんですよ...
森本薫 「女の一生」
...不思議にも工藝の意義に関する深い叡智(えいち)や正しい見通しは未だに語られていない...
柳宗悦 「工藝の道」
...未だにつき合う仲間がいる...
柳田国男 「故郷七十年」
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