...朦朧(もうろう)とあたりへ浮んで来た...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...その朦朧(もうろう)と煙(けぶ)った奥に何があるのか見たいと思った...
芥川龍之介 「不思議な島」
...朦朧(もうろう)と映したのである...
泉鏡花 「悪獣篇」
...朦朧(もうろう)たる酔眼(すいがん)の色をかえもせず...
海野十三 「心臓盗難」
...やがて朦朧と文字盤が現われてくるのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...例によって心気朦朧とすることがしばしばであったのと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...六月土用に入りても密雲冪々として天候朦々晴天白日を見る事殆ど稀なり(中略)毎日朝夕の冷気強く六月土用中に綿入を着用せり...
太宰治 「津軽」
...朦朧(もうろう)とした気持で...
太宰治 「パンドラの匣」
...その朦朧(もうろう)とした写真では大阪の富裕(ふゆう)な町家の婦人らしい気品を認められる以外に...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...幸福を――他人の幸福を――ささぐるその朦朧(もうろう)たる「よりよきもの」...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...箸で小皿の縁を叩いて朦朧と歌っていた小野君が...
豊島与志雄 「肉体」
...部屋のなかも朦朧(もうろう)と取締(とりしまり)がなくなって来る...
夏目漱石 「虞美人草」
...未来の影を朦朧(もうろう)と罩(こ)め尽すまで濃く揺曳(たなびい)た時...
夏目漱石 「虞美人草」
...渋い感触の石造の湯舟に浸つて目を閉ぢて居ると心気朦朧としてこの儘いつまでも浸つて居たい様な出るにも出られない様な心持になる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...頓(やが)て其蒼いのも朦朧(もやもや)となって了った……どうも変さな...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...朦々と明るみ渡つた煙りの縞瑪瑙に畳まれた長廊下を――...
牧野信一 「酒盗人」
...夫人がもう意識も朦朧(もうろう)になっていながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朦朧(もうろう)とした出来の悪いもので...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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