...あたし初めてお目にかかってたいへん失礼をいたしまして……」と彼女は紹介者に負けず朗らかに謳(うた)った...
海野十三 「階段」
...朗らかな餞(はなむ)けの言葉はあとからあとへと新郎新婦の上に抛(な)げられる...
海野十三 「蠅男」
...朗らかに歌などうたっている...
高見順 「如何なる星の下に」
...玉をころがすような朗らかなワーブリングを聞くのが楽しみであった...
寺田寅彦 「柿の種」
...朗らかに話している葉子の前にいるということだけでも...
徳田秋声 「仮装人物」
...あらゆる穢(けが)れから清められ朗らかになり主権者となった自分自身を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...美(うる)わしい中流人士的魂の朗らかな凡庸さ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人生の偉大な闘士が朗らかにはいりこむべき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いと朗らかに赤ちゃんをあやしながら...
永井隆 「この子を残して」
...古代の二万人の観客が此の美しい景観の前に坐って、舞台の上の三人の役者とオルケストラの上の十五人の合唱舞踊者の描き出す形と謡う声を娯しんだ有様を想像すると、パリやローマの夜の室内の演劇からは到底想像もつかないほど、明るい、朗らかな、自由な、健全な空気が漂っていたことが思いやられる...
野上豊一郎 「エトナ」
...本当に朗らかな平次だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここまで来るとアカーキイ・アカーキエウィッチの朗らかさも何だかひどく影が薄くなった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...私のまゝに朗らかに翼を伸させて呉れた先輩として君を忘れることは出来ない...
牧野信一 「断想的に」
...ホーと朗らかに引っぱり...
宮本百合子 「木蔭の椽」
...一小隊ほどな信長方の兵が、朗らかに、秋の朝を、囃(はや)しているのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...のどかな音頭に櫓拍子(ろびょうし)の声――そして朗らかにあわせるお国口調(くにくちょう)のお船歌(ふなうた)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...朗らかに笑い興じながら...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...今なお朗らかな優美な調和を保っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
