...三藏は最前からまごついて居たのが此時赤面して「何ですか」と言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...最前から電話の鳴り続けている部屋がある...
高浜虚子 「丸の内」
...門の内で下女と羽根を突いていましたから病気は全快したものと見えます」主人は最前から沈思の体(てい)であったが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しきりに最前から一戦挑みかけたい闘争意識が火のように全身に疼いてきてならないのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...ちょッくら往ッて見て来て上げさッせいな」最前から手を休めて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...最前からの疲れと...
夢野久作 「暗黒公使」
...最前から欠伸(あくび)を繰返し繰返し不承不承に口を動かしている風情であった...
夢野久作 「名君忠之」
...実は最前からたびたびお呼び止めいたしながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...……最前からのはなしを聞いておると...
吉川英治 「大岡越前」
...最前からの様子や...
吉川英治 「剣難女難」
...最前からの様子は何じゃ...
吉川英治 「剣難女難」
...最前からの無礼はどうかゆるされい...
吉川英治 「三国志」
...彼が最前から凝視していた部分は...
吉川英治 「新書太閤記」
...最前から彼方(かなた)の草のなかに...
吉川英治 「親鸞」
...最前から、どうも見たようなと思いだされておりました」「私はまたちっとも存じませんで――」お米の頬には白粉(おしろい)の下から桃色の血がボッとしてきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お千絵は最前から弦之丞の心もちをきいているうちに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――しかし最前からの事々...
吉川英治 「宮本武蔵」
...最前からこれにて待ちかねていた」「…………」「一乗寺下り松の時といい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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