...それを聞いてから私の不快な印象は更に深みをましました...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...弁護官は更迭されなかったからである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...N君は私よりも更にアルコールには強いたちなので...
太宰治 「津軽」
...逢(あ)ふべき傳手(つて)は更(さら)に少(すく)なし...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...夜が更(ふ)けて来ると...
徳田秋声 「あらくれ」
...私の気持を更に自由にした...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...更に西洋の最新の知識を加えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...――父親の權右衞門が釣(つり)に行くと言つて出かけたのは、十日前の四月一日の晝過ぎ、業平橋の下から、横川筋へかけて、時々青鱚(あをぎす)か沙魚(はぜ)を釣りに行くのが樂しみなんだ相で、その日も暮れるまでには歸つて來ることゝ思つて居ると、日が暮れても、夜が更けても、翌る朝になつても歸らず、それから大騷動になつて搜しに出かけると、間もなく、業平橋の下で、死んでゐるのが見つかつたといふのです」「フーム」「八軒町の店から近いので、身體の弱い内儀だけを殘して家中の者が皆んな飛出して行つた相です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...更に一が他を表現するに至る...
波多野精一 「時と永遠」
...訥弁(とつべん)ながらやたら無性に陳(なら)べ立てて返答などは更に聞ていぬ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...すっかり全快のあかつき更めて言うことにして怖ろしいスワンを去った...
細井和喜蔵 「女給」
...それを更年期にある女心の変転極りない衝動とは知り得ようわけがなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...夏には北方の気候の俤(おもかげ)は更にない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もうすっかり夜が更けていた...
水野葉舟 「帰途」
...良人はもう初老だとか更年期だとか云っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし決定的な調子で)金高がいくらなのかと今更言われても...
三好十郎 「樹氷」
...野を去つて更に田に出づる笄(かうがい)町より下渋谷の田舎道は余と透谷とが其頃数(しばし)ば散歩したる処にして当時の幻影(おもかげ)は猶余の脳中に往来す...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...さう思ふと彼は人間がどんなに遠く幸福から離れて造られてゐるものであるかと云ふことを今更のやうに感じ計ることが出來た...
横光利一 「悲しみの代價」
便利!手書き漢字入力検索
