...獣医の診断も曖昧(あいまい)であった...
伊藤左千夫 「去年」
...曖昧さはうまく言えないところから来ていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...………と云うような曖昧(あいまい)な返事をして行ってしまう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「はあ! さう――ですね」小谷は髯のことなんかはよく覚えてゐなかつたので、曖昧に、気のない返事をした...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その物語と遺跡や遺物との間に曖昧(あいまい)な妥協的結合を試みたりするのは...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...曖昧なことを云ってから...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...ほら日付もあるが、差出人の住所にはレドンホール街とあるだけで、かなり曖昧だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...この事蹟を「印刷文明史」に據つてみると曖昧である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...夫は必ずしも私側に於ける弁証法の概念の曖昧からではないようだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今日とにかく大衆という観念を曖昧な困難なものにしている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...世間では之を文明批評というようなやや曖昧な言葉で呼んでいる...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...いつも曖昧らしいが...
豊島与志雄 「碑文」
...隠語ではすべての言葉に一種の曖昧(あいまい)な尾を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...職業が斯(か)う云ふ不規則な性質だから、仕方がないさ」と、半ば自分を弁護するためらしく、曖昧に云つた...
夏目漱石 「それから」
...象徴派の曖昧(あいまい)朦朧を排斥した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「さア……」と曖昧な応答をしておいた...
松本泰 「日蔭の街」
...「そんな曖昧な返辞では困るのだよ...
矢田津世子 「女心拾遺」
...申し訳ないくらい曖昧にしておいた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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