...お前さんは暗やみを食べて生きているのですか...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...階段の下の暗やみの中へ...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...その暗やみを、麻ひもにすがって、トボトボと歩いていますと、人間の世界から、何千キロもはなれた、遠い遠い地獄の底にいるようで、ふたたび、生きて人間界に、かえることができるのかと、うたがわれたほどです...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...最後に町の暗やみの中に幽霊のように消えて行くルンペンの行列とともにゆるやかに句切って再び響くモリアットの歌も...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...一編の最後に光の消えたスクリーンの暗やみの中から響く...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...甥(おい)のあるものは祖先伝来の槍(やり)をふり回して猫を突くと言って暗やみにしゃがんでいた事もあった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...袋の暗やみから急に強烈な春の日光に照らされて虫のからだにどんな変化が起こっているか...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...そしてそこにただ一人暗やみのうちにたたずみ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...耳を立てて暗やみに眼を瞠りながら道を急ぎだした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それから彼はその暗やみの中に一人きりに取残されながら...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...「ランプをつけてください」ランプが暗やみの中から探(さぐ)り出されて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...わが両の眼は暗やみとなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...暗やみの中でも視覚の利(き)くらしい眼(まなこ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...暗やみ飛脚玉蜀黍(とうもろこし)の焦げるにおい...
吉川英治 「江戸三国志」
...夢より不可思議な暗やみにいる自分を発見して...
吉川英治 「江戸三国志」
...あの急な暗やみを...
吉川英治 「江戸三国志」
...官兵衛は暗やみへ放った...
吉川英治 「新書太閤記」
...……暗やみ稽古じゃ』竹之丞が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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