...自分は時として絞首臺上に晒されたる生首の相を見る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...吉野川の水に楮(こうぞ)の繊維(せんい)を晒(さら)しては...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...奴(やっこ)の尻の寒晒(かんざら)し...
永井荷風 「洋服論」
...○ハンケチは晒麻(さらしあさ)の白きを上等とす...
永井荷風 「洋服論」
...一ツの「晒(さら)し者(もの)」がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...この東海道の要衝の晒し者として見参せしめられている...
中里介山 「大菩薩峠」
...農奴なる分際のこの晒(さら)し者(もの)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにしても、三日間晒しの、今日明日のうちに首がコロリはひど過ぎる...
中里介山 「大菩薩峠」
...草津の辻の晒(さら)し者(もの)も...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何でもない事だ!」私はあさましい姿を白々と電気の下に晒して...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...恐ろしい危険に女性だけを晒すのは臆病者のやることだし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...あの不幸な女は自らを危険に晒そうとしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...湯村は晒者(さらしもの)になつたやうに思つて蒼白い額を両手に抑(おさ)へた...
眞山青果 「茗荷畠」
...洗(あら)い晒(ざら)しの針目衣(はりめぎぬ)を着て...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...ブラリと立出づる吹晒(ふきさら)しの東海道...
夢野久作 「名娼満月」
...それ等の部落は年中風に吹き晒されて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その首を麓(ふもと)に晒(さら)してやろうとする者もあったが...
吉川英治 「親鸞」
...手当てしているところです』『晒布も...
吉川英治 「夕顔の門」
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