...跡からあがった(それも昼ごろから来ていたという)女は...
岩野泡鳴 「耽溺」
...密室のなぞ須原が影男を射殺した翌々日の昼ごろ...
江戸川乱歩 「影男」
...翌日はうそのように海が凪(な)いで、船は昼ごろ、揚子(ヤンツ)江にはいった...
高見順 「いやな感じ」
...いいとしをして、それでも淋(さび)しさに、昼ごろ、ふらと外へ出て、さて何のあても無し、路(みち)の石塊を一つ蹴ってころころ転がし、また歩いていって、そいつをそっと蹴ってころころ転がし、ふと気がつくと、二、三丁ひとつの石塊を蹴っては追って、追いついては、また蹴って転がし、両手を帯のあいだにはさんで、白痴の如く歩いているのだ...
太宰治 「鴎」
...私が九月のはじめ、甲府から此(こ)の三鷹の、畑の中の家に引越して来て、四日目の昼ごろ、ひとりの百姓女がひょっこり庭に現われ、ごめん下さいましい、と卑屈な猫撫声(ねこなでごえ)を発したのである...
太宰治 「善蔵を思う」
...昼ごろまでつづいた...
太宰治 「火の鳥」
...お絹は昼ごろ髪を結(ゆ)いに行って...
徳田秋声 「挿話」
...昼ごろにはほころび...
永井隆 「この子を残して」
...昼ごろふさがってしまったハッチ口はまだ開かなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...十二月もおしつまった二十九日の昼ごろ...
久生十蘭 「野萩」
...昼ごろまでぐっすり眠っていた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...真昼ごろになると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...デヴォンシャイア公園の財産価値はスラム街より下がるでしょう」真昼ごろ十九件のいわゆるジフテリア症例がデヴォンシャイア公園地区五キロ以内で確認された...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...次の日の昼ごろまで寝てしまったのであった...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...わたしがお昼ごろうちへ帰って来ると...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あらゆるものから受ける印象が物哀れであったある日の昼ごろに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫婦も子供たちも食事を済ませてのどかになった昼ごろに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「明日お昼ごろお邪魔しましてよ...
横光利一 「旅愁」
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