...昔のさむらいのお城がぼんやりみえます...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...昔の江戸の武家のお部屋(へや)や町家の囲女(かこいめ)の情緒はまるで失(な)くなって...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...その箱は昔の千両箱よりもずっと大きく作ってあったのですが...
江戸川乱歩 「大金塊」
...永久に昔の面影を抱きしめて...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ちつとも昔のことなんか思ひ出せないんですもの……...
田山録弥 「父親」
...その昔のことが、違った色合で蘇ってきたのだ...
豊島与志雄 「紫の壜」
...昔の廓壕(くるわぼり)の名残(なご)りでもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔の人に対して一歩も譲らざる苦痛の下に生活しているのだと云う自覚が御互にある...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...昔の十二軒の名で...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...私がすっかり昔のような元気のいい息子になっていたから...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...衣(きぬ)に摺(す)りし昔の里かかきつばたハンケチに摺(す)って見せけりかきつばた白シャツに摺(す)り付(つ)けて見るかきつばたこの里に業平(なりひら)来ればここも歌見劣(みおと)りのしぬる光淋屏風(こうりんびょうぶ)かな見るほどに何(なん)となつかしかきつばた去(い)ぬは憂(う)し散るを見果(みは)てんかきつばた世人(せじん)...
牧野富太郎 「植物知識」
...私はもう昔のやうな慾張ではありません...
水野仙子 「道」
...かきつらね昔のことぞ思ほゆる雁はそのよの友ならねども民部大輔(みんぶたゆう)惟光(これみつ)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔の太政大臣家とは縁が薄くなってしまい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔の淫欲を立ちむかわせて見たらどうだろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ紙漉(かみすき)町とか紙漉沢とかいう名が残って昔の歴史を語るのみであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...もとより歴史に有名な窯で廃(すた)れてしまったり全く昔の面影がないほどに衰えてしまったものも少くありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...つまり淋(さび)しい昔の子供たちには...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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