...現在の自分に最も親しみ易きものを擇り出す本能であつてはならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...われいと易き程の事なりとて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...精神の減損はなお女子の節操の減損を以て見易きを得て証すべし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...採り易きを以て予は現今の喰料のみならず...
関寛 「関牧塲創業記事」
...傾き易き夕日の影...
高山樗牛 「瀧口入道」
...三本足の装置が動揺し易きこと二...
田中貢太郎 「狐狗狸の話」
...ベンジンのように火のつき易き性質だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...土偶の耳の部には元來動き易き摸造の耳輪着け有りしものの如く...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
... 140*あらゆる人の子らを皆守るは易き事ならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...氷よりも滑かなる床のすべり易きに...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...柔順御し易きの徒に非むば巧慧※薄の輩多し大隈伯は然らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...頗る其結果を誤謬に導き易き原因なりとす...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...はかなき身ぞと門づけのさとれば易き世わたりよ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...神の道に従うの心易きも知らずといわじ...
夏目漱石 「薤露行」
...事の組し易きを喜んで...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...少年老い易きかな...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...同巻十二の「唐棣花色(はねずいろ)の移ろひ易き情(こころ)あれば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...老人の読み易きやうにとの心しらひではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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