「断つ」の意味
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小説での「断つ」の使い方
...それは一瞬にして人命を断つ恐ろしい毒薬を包んだ厚いゴム製の豆粒程の袋であった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...断つて置くが、僕は夢子の事だけは飽く迄真剣なんだからな...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...結ぶ者と結ばれる者とのあいだの断つべからざる結縁のきずなである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...当年の傑作に匹疇すべきものは全くその跡を断つに至つた...
永井荷風 「里の今昔」
...夫が病褥に就いてからの月日を加へたら三年近く男を断つてゐた挙句(あげく)の事であるから...
永井荷風 「来訪者」
...快刀乱麻を断つような明智の持主でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おもむろに相手の逃げ道を断つ手段をらすものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...用事があるからとかとあらぬ口実を造つて断つた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...」と四郎はきつぱり断つた...
牧野信一 「四郎と口笛」
...もう遅いからと切りに断つて...
牧野信一 「昔の歌留多」
...「病院は妾が断つて来るから...
牧野信一 「妄想患者」
...キツパリ断つた自分なのに...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...その位ならばいらない――では何故貴様は両親のすゝめる結婚を断つたりしたのか...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...ただ断つて置くのは...
正岡子規 「病牀六尺」
...其糸を断つことをなさずして...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...なるべくはお母様にあしたこちらへ来てお貰申したいと云つて断つてはどうだ...
森鴎外 「魔睡」
...なおその様式に対する愛慕の情を断つことを得ないのであった...
柳田国男 「雪国の春」
...呼子笛(よびこ)!――不意に水を断つごとき呼子笛のつンざきが...
吉川英治 「江戸三国志」
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