...断つて置く、以下に書き記す処は、或は此無限の生命ある世界に於て、殆んど一顧の値だに無き極々(ごくごく)些末の一事件であるのかも知れない...
石川啄木 「葬列」
...やがて美人画は跡を断つに至るだろうと思います...
上村松園 「「汐くみ」の画に就いて」
...だが断つておくが...
薄田泣菫 「茶話」
...「今日は誰も居ぬでの……」と断つて薄茶一服立てようともしなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...長老というものの跡を断つに至ったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...当年の傑作に匹疇(ひっちゅう)すべきものは全くその跡を断つに至った...
永井荷風 「里の今昔」
...幕府切士丹破天連の跡を絶たんとして亦よく断つ事能わざりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...遼東九月蘆葉断つ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今夜はお客が大変に酔ひましたからお目にかかつたとてお話しも出来ませぬと断つておくれ...
樋口一葉 「にごりえ」
...さむらいものの退路を断つような構えになっている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...悪行を断つことが出来ます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...キツパリ断つた自分なのに...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...主人がまだ断つてゐないと云ふことは...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...もっともかんじんな台頭時代事変のためにその後の消息を断つに至ったのは残念である...
山本禾太郎 「探偵小説思い出話」
...呉家の悪因縁を断つ事を得たり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ご自身の命を自ら断つも同じではございませんか」「汝の詭弁(きべん)は聞き飽いた...
吉川英治 「三国志」
...曹操の軍が退路を断つと聞えたので...
吉川英治 「三国志」
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