「斥」の意味
しりぞける、遠ざける
小説での「斥」の使い方
...それでそのすべてを拒斥するに十分であらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...従ってあまりに便利なその言葉を排斥したい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...崇高の感がないから排斥すべしと云うのは...
夏目漱石 「作物の批評」
...人の同情を斥(しりぞ)ける様に振舞っている...
夏目漱石 「それから」
...故に前にも述べたとおり己らの荘園からして全然地頭を斥(しりぞ)けようとはもはや試みぬかわり...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...それに関係のない描写は絶対に排斥しなければならぬ...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...生が排斥するは主觀中の理窟の部分にして...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...檀林等流派を異にする者もなほ芭蕉を排斥せず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...實にや彼歌人は趣味ある滑稽を斥けて却て下等なる佗洒落的滑稽を取る事其例少からず...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...「丁艱」とは文化十三年二月十九日に父春水を喪つたことを斥す語である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これを斥けむとする心をあらはしたるものにあらずや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...今日では昔の高下の字を俗な宛字として排斥するのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
...仲間から排斥されたあの家鴨が生きていた頃のことです...
山川方夫 「博士の目」
...盛に斥候が派せられた...
横光利一 「日輪」
...その洋商を排斥し...
吉川英治 「山浦清麿」
...彼はその艶美な肌の魅力を斥けることができない...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...悪は仏祖の斥けたごとく斥くべきものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その誇張のゆえに排斥せらるべきものだとは思わぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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