...人家の倒壊せるもの数軒を数ふ...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...一日十枚を越えたることは(一枚二十行二十字詰め)僅かに二三度を数ふるのみ...
芥川龍之介 「病中雑記」
...真(まこと)に指折り数ふる位きり無し...
石井研堂 「元日の釣」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...一層その英姿を引立たしむる等その活用の範囲挙(あ)げて数ふべくもあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...数ふれば正しく百両ほども有之候...
永井荷風 「榎物語」
...事物の紛糾(ふんきう)乱雑なるものを綜合して一の哲理を数ふるに足る...
夏目漱石 「人生」
...万が中(なか)なる一枚とても数ふれば目の前なるを...
樋口一葉 「大つごもり」
...数ふれば十二通(つう)の文(ふみ)を出(いだ)して旧(もと)の座へ戻(もど)れば...
樋口一葉 「軒もる月」
...かき数ふれば七種の花」...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...(一)我が日の本の帝国の 国をば富ます第一は二寸の虫の吐き出づる 白き生糸と知られける(二)遠くは昔神代より 伝へ/\て三千年蚕の糸も集まれば 国の命をつなぐなり(三)生糸の光沢かゞやきて 光は及ぶよろづ国重なる産地数ふれば 長野に愛知群馬県(四)養蚕の業は古くより 御国を富ます業なるぞ国を思はん者は皆 勉め励めよ養蚕を(大正十二・三・一一)...
槇村浩 「養蚕の歌」
...四季の題目につきて動きやすき者を挙ぐれば春風ト秋風 暮春ト晩秋 五月雨ト時雨 桜ト紅葉 夕立ト時雨 夏野ト枯野 夏木立ト冬木立等数ふるに堪へざるべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...『万葉集』の中にもこの糞や厠の歌に劣りたる歌あげて数ふべからず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...男子の方は今から二十二三年前(大正九年より数ふ)に仏蘭西から来た...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...『手を折りて相見しことを数ふればこれ一つやは君がうきふし言いぶんはないでしょう』と言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...単に歴代の名を数ふれば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...譬へば逆旅(げきりよ)の主人が過客中の貴人を数ふるが如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...なかにはおい皺(しわ)みて肋(あばら)一つ一つに数ふべき胸を...
森鴎外 「文づかひ」
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