...敢(あへ)てこの文を成したのだ...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...7聖者が餓虎に逢ひて敢て抗はず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...この哀れ果敢(はか)なき葬列の聲無く練り來るを見て...
石川啄木 「葬列」
...これらの軍拡が政治の掣肘を受けず果敢に行なわれたならばマルヌ会戦はドイツの勝利であったろうとドイツ参謀本部の人々が常に口惜しがるところである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それにしてもあの勇敢な帆村探偵は...
海野十三 「怪塔王」
...右不取敢御返事まで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その語気は敢えて諌言せずにはいられないという気勢を溜めていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...記者は次にその告白の全文を文字通りに訳出してみたいと思う――『自分がこの告白の公表を敢てするのは...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...彼らは馬鹿げたほとんど勇敢な忍耐さをもって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...長吉はもうこれ以上果敢(はかな)いとか悲しいとか思う元気さえなくなって...
永井荷風 「すみだ川」
...太古埃及から東漸した高度の文明を身につけた・勇敢な古代人の群を想像することが出来る...
中島敦 「環礁」
...代助も敢て何事をも語らなかつた...
夏目漱石 「それから」
...餓死(がし)を待つばかりの果敢(はか)ない身の上に落ち込んでゐました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お二人とも勇敢だそうですね」こう言いながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...空気と水で生きている――吾々はこう想像しなければならぬが――勇敢な光景を考えてみたら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...敢然として難詰している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...然れども透谷は敢て同一の調子にてそれに抵抗したることなかりき...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...明日(あす)の新聞紙にも掲載致す手筈に相成っておりますのを取り敢えず皆様に御報告申上げた次第でございます...
夢野久作 「暗黒公使」
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