例文・使い方一覧でみる「擦」の意味


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...裾のり切れた長目の袴を穿(は)いて...   裾の擦り切れた長目の袴を穿いての読み方
石川啄木 「足跡」

...」と寄って、「地方(いなか)へ行かない工夫はないの?」と忘れたように、肩に凭(もた)れて、胸へ縋(すが)ったお妙の手を、上へ頂くがごとくに取って、主税は思わず、唇を指環(ゆびわ)に接(つ)けた...   」と擦寄って、「地方へ行かない工夫はないの?」と忘れたように、肩に凭れて、胸へ縋ったお妙の手を、上へ頂くがごとくに取って、主税は思わず、唇を指環に接けたの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...頻(しきり)に胸を撫(なでさす)る...   頻に胸を撫擦るの読み方
泉鏡花 「海異記」

...摩をして或る働きを起さすのも此の二つの電気の原質を離す方法なのだ...   摩擦をして或る働きを起さすのも此の二つの電気の原質を離す方法なのだの読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...塩分の摩によりて起こる光を望んで...   塩分の摩擦によりて起こる光を望んでの読み方
井上円了 「おばけの正体」

...途(みち)でれ違つても...   途で擦れ違つてもの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...けさの八時の摩の時には...   けさの八時の摩擦の時にはの読み方
太宰治 「パンドラの匣」

...夫は睡(ねむ)たい眼エ(こす)りり起されてしもて...   夫は睡たい眼エ擦り擦り起されてしもての読み方
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」

...これらの場合にはそのしびれた脚や腕の根元に近いところに着物のひだで圧迫された痕跡が赤く印銘されているのでそこを引っかき摩すればしびれはすぐに消散するのである...   これらの場合にはそのしびれた脚や腕の根元に近いところに着物のひだで圧迫された痕跡が赤く印銘されているのでそこを引っかき摩擦すればしびれはすぐに消散するのであるの読み方
寺田寅彦 「猫の穴掘り」

...父さん式、粉炭こっぽり入れて、ほこほこしたの入れたげようね」紙屑を集め、マッチをって、火を移した...   父さん式、粉炭こっぽり入れて、ほこほこしたの入れたげようね」紙屑を集め、マッチを擦って、火を移したの読み方
外村繁 「夢幻泡影」

...春さんは木綿着物で袖口が幾らかれて居た...   春さんは木綿着物で袖口が幾らか擦れて居たの読み方
長塚節 「菜の花」

...二三歩膝頭(ひざがしら)で椽(えん)に近く(す)り寄って来る...   二三歩膝頭で椽に近く擦り寄って来るの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...相手次第で摩の具合がうまく行けば...   相手次第で摩擦の具合がうまく行けばの読み方
夏目漱石 「それから」

...眠い眼を(こす)りながら縁側(えんがわ)へ出た...   眠い眼を擦りながら縁側へ出たの読み方
夏目漱石 「道草」

...しかし店の中は、硝子で、よくは見えませんが、温かさうな湯気が立つてゐます...   しかし店の中は、擦硝子で、よくは見えませんが、温かさうな湯気が立つてゐますの読み方
新美南吉 「疣」

...手れのした道具のやうな愛惜を感じた...   手擦れのした道具のやうな愛惜を感じたの読み方
林芙美子 「朝夕」

...「数珠(じゅず)の置き所も知れなくしてしまった」と両手を(す)り合わせて絶望的な歎息(たんそく)をしているのであった...   「数珠の置き所も知れなくしてしまった」と両手を擦り合わせて絶望的な歎息をしているのであったの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...」さう云ひ乍ら娘のまる/\した顎に手をかけて顔をり寄せると...   」さう云ひ乍ら娘のまる/\した顎に手をかけて顔を擦り寄せるとの読み方
横光利一 「悲しめる顔」

「擦」の読みかた

「擦」の書き方・書き順

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