...人間の他のあらゆる眞摯なる主張に於けると等しく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...かれの真摯(しんし)にして不屈...
石川啄木 「呼子と口笛」
...真摯(しんし)な一面にはそういう明るい上品な笑いが常にこもっていました...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...専心(せんしん)に自然の研究に熱中していた真摯な姿はいかにも尊敬に値するものであったと思われるのです...
石原純 「ロバート・ボイル」
...いかなる場合にも真摯な研究態度と柔軟にして強靭なる生活意欲(芸術家としての)を失わなかつたから...
伊丹万作 「広告」
...嬢様も此人の真摯(まじめ)な偽りのない真情(まごころ)には余程動かされて同情の涙をお濺(そゝ)ぎなすつたらしいが...
内田魯庵 「犬物語」
...何と言つても信實な眞摯なそして温良なものは自然だ...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...真摯なる鳶色の目にて記者を見詰めたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其実摯実(しじつ)な批評眼をもって「土」を根気よく読み通したのである...
「『土』に就て」
...之を又真摯(しんし)の態度だとかいって感服する同臭味(どうしゅうみ)の人が広い世間には無いでもなかったので...
二葉亭四迷 「平凡」
...彼には眞摯(しんし)なクリスチァンや...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...真摯な愛情をもち...
北條民雄 「頃日雑記」
...文学に関心をもつ者の心に真摯な考慮を呼びさまさずにはいない...
宮本百合子 「明日の言葉」
...その友情はあらゆる真摯な人間関係がそうであるとおり...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...そこに湧くのが当然だろうと思われる新しい成長への希望や期待や欲求の愛らしく真摯なときめきがちっとも感じられないと索然とした思いであった...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...真摯(しんし)な物云いをしていることは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何が彼をかくまでに真摯にさせたか...
柳宗悦 「工藝の道」
...あなたの真摯(しんし)な述懐を聞く途端に...
吉川英治 「親鸞」
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