...防風草(ぼうふ)でも摘みながらいらっしゃい...
有島武郎 「或る女」
...むすめは手をのばしてそれを摘み取りました...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
......
徳永直 「光をかかぐる人々」
...」彼女は手の届くかぎりのりっぱな梅の実を摘み取って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また世界の美を摘み取りたまえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから、指の先で、摘み上げて、暫く、いじっていたが、そのいじっている一粒を、静かに、口の中へ入れた...
直木三十五 「南国太平記」
...野花を摘み摘みプロヴァンスの唄を唄った...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...チェッカベリ摘みをはじめていたのだが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それに与えるためたとえ一摘みの草でもむしろうと...
細井和喜蔵 「モルモット」
...森を脱けて峠の野原まで花摘みに出掛けたのです...
牧野信一 「舞踏会余話」
...流れのこっちの縁に生えた山葵(わさび)の芽を一疋の姫蟹が摘み持ち...
南方熊楠 「十二支考」
...必要でもない一と摘みの塩を借りにゆくという...
山本周五郎 「季節のない街」
...お茶摘みに出かけるのです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...現にいま言ふた河中の島でも桑摘みが盛んで...
横瀬夜雨 「花守」
...宵に清江の摘み終えた紫蘇の葉が...
横光利一 「夜の靴」
...竹の芽を摘み取るのさへ不気味に思つて...
吉江喬松 「五月雨」
...――芹(せり)・嫁菜(よめな)・野(の)みつばなどを」「えっ、司令官の奥さまが」「御戦死なすった与倉中佐の奥さままで、まだ五十日に満(み)たない嬰児(あか)さんを背に負って、弾の来るなかを、芹を摘み、菜を摘んで、あなた方にあげたいと」「…………」喊声(かんせい)も、どよめきも、しいんと熄(や)んでしまった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...つづらをりはるけき山路登るとて路に見てゆく竜胆の花散れる葉のもみぢの色はまだ褪(あ)せず埋めてぞをる竜胆の花をさびしさよ落葉がくれに咲きてをる深山竜胆の濃むらさきの花摘みとりて見ればいよいよむらさきの色の澄みたるりんだうの花越ゆる人まれにしあれば石出でて荒き山路のりんだうの花笹原の笹の葉かげに咲き出でて色あはつけきりんだうの花また...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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