「揺る」の意味
揺れること
小説での「揺る」の使い方
...心の底では大地を揺るがす地震のような感情の動きを覚えましても...
高浜虚子 「俳句への道」
...柳緑と太陽の認識大風を飛べども燕流さるる揺るごと梢の星の見えかくれ白雲を千切って風のその行方◆四月五日発行『氷原』十九号喜多 一児日あたり...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...突然強風が吹起こって家を揺るがし雨戸を震わすかと思うと...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...その度毎にかうした突風が屋を揺るがすのではないかと思はれた...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...自らの愚昧(ぐまい)のうちに揺るがず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして稀々しくも地面を匍ふやうな微風が所々に生えた雑草などを揺るので...
中原中也 「その頃の生活」
...むくりむくりと揺るぎ出して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...夜の空気を揺るがして諸方に響き渡ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...第一番に佐々村村一君を選びました」波のような会場の空気を揺る拍手に送り迎えられて...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...波田の持っている鉤穴の方へ揺るがした...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...その地の神殿宮殿そして塔は(時に蝕まれながら揺るぎない塔!)われらの知る何とも似ていない...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...露月と不忍池畔に奇遇の事揺るぎ無い御代(みよ)は枝を吹く風の音(ね)も静かに明け暮れて...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...「僕?」嵩の高い膝をすこし揺るようにして...
「海流」
...冬見た私を、今日同じ私だと思うだろうか?又、雄々しい活力が、今私の心を揺る、サムソンのように、殿堂の柱に、今手をかけたサムソンのように神の命あれば山をも移す 信仰が野に来、自然に戻った私の胸に満つるのだ...
宮本百合子 「五月の空」
...と声海嘯(こえつなみ)を揺るがしているだけなのである...
吉川英治 「三国志」
...身を揺るがすのである...
吉川英治 「源頼朝」
...ぬるい風呂に浸っている頃から耳についていた風は次第に烈しく雨戸を揺るがし何という事なく今夜の酒は飲むだけ次第に気を沈ませてゆく...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...彼らはこの「天」の命令や意志に従うことによって揺るぎなき確信を得ると感じた...
和辻哲郎 「孔子」
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